最初のライフスタイルは開高健から学びました。

釣りをはじめたのは釣り好きの兄の影響ですが、私がライフスタイルとしてのルアーフィッシングにハマったのは間違いなく開高健の名著「フィッシュオン」の影響です。

アラスカの荒野の河での豪壮なキング・サーモンとの闘いを手始めに世界各地の海と河と湖を釣り歩き、ウィスキーを友に魚を語り、道具や技術を追求する姿をフィッシュオンで読んだことで、ルアーやロッド、ABUのAmbassadeurリールを知り、そのライフスタイルに憧れました。

環境と生態圏を守るキャッチアンドリリースと言う言葉をこの時にはじめて知りました。

本の巻頭と巻末に”都会は石の墓場です人の住むところではありません(ロダン)”と文明化と幸福とのバランスを考えさせられる一言が書かれています。自然の中でゆったりと時間の流れる和歌山は、ルアーフィッシングのライフスタイルに最適な環境ですね。

<開高健の名言>
無駄を
おそれてはいけないし

無駄を
軽蔑してはいけない。

何が無駄で
何が無駄でないかは
わからないんだ。